より高きを目指して
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本学園は従来、静岡県内に常葉学園大学、浜松大学、富士常葉大学の3大学を設置し、それぞれの教育理念と教育目的のもとで特色ある教育研究活動を展開してきたが、大学部門の教育理念を統一・再構築し、より明確な教育メッセージを地域社会に伝えるとともに、総合大学として果たすべき社会的機能を判然と打ち出すため、平成25年4月より3大学を統合して「常葉大学」へと名称変更するとともに新学部を設置した。 (1) 静地岡域県社内会のか企ら業のが人、的専需門要的知識やスキルもさることながら、「幅広い知識や社会性・人間性」も重視していることから、3大学の統合によって、それぞれが培ってきた「学の融合」を図り、もって本学園における大学部門全体の「教育の質的向上」や「学際領域の研究深化」を実現することにより、地域社会の人的需要に応える。 (2) 静地岡域県社内会のの高教等育学的校需(要平成23年度の文部科学省学校基本調査)を卒業して大学へ進学した者のうち、実に73・5%が県外に流出している。その原因としては、首都圏にも名古屋圏にも1時間ほどで行けるという交通の利便さとともに、県内の大学に設置されている学部・学科に偏りがあり、高校生の受け皿が不十分であることが考えられる。しかし、最近のわが国の経済状況を反映して、進学希望者の地元志向が強まっていることに鑑みれば、3大学を統合し、新たに法学部・健康科学部の2学部を新設して総合大学化を図ることによって、地域社会からの教育需要により一層応える。 (3) 本時学代園のの変建化学にの対精応神し及たび教3育大理学念のの果再た構し築てきた役割の実績を踏まえつつ、地域社会からの教育需要に照らし合わせて、3大学の統合を機に、常葉大学の教育理念を「知徳兼備」、「未来志向」、「地域貢献」とし、次に掲げる人材養成に努めることとした。一、真に広く社会に貢献できる職業人を輩出するために、知識・知能・叡智と人徳・品格・意欲を兼ね備えたまさに「知徳兼備」の人材。一、「未来志向」の教育・研究を目指し、未来の国家・社会・地域のために貢献できる人材。一、地域と連携・協力しながら発展してきたスタイルを継承しつつ、時代とともに変化する社会からの要望にも対応できる人材。統合によって生ずる「スケールメリット」や「学部・学科の多   ( )常葉大学の3つのポリシー(方針)は、教育理念を踏まえ様性」を活かし、特色ある教育研究活動をさらに充実・発展させ、多様な学部・学科を持つ総合大学としての礎を確立し、地域社会の要請により一層応えうる人材の養成に努めていくものである。て、次のとおりとした。 (1) アドミッションポリシー(入学者受入れ方針)「知徳兼備」:自らの責任において主体的に学習しようという意欲と向上心を持っている人「未来志向」:物事に果敢に挑戦しようという意欲を持っている人「地域貢献」:地域社会に貢献したいという希望と意欲を持っている人常葉大学の発足3大学の統合・学部新設3大学統合・新学部設置の意義常葉大学の3つのポリシー菊川中学校の創設静岡リハビリテーション専門学校の創設常葉大学の発足41

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