富士短大設置の原点開学前後常葉学園富士短期大学の創設教室がある。この教室は公開講座用に別の出入口が設けられている。開かれた短大をイメージしたものである。平成2年4月1日、慶応義塾大学より利光三津夫学長を、国士館大学より前田俊郎副学長を迎え、国際教養科長には亜細亜大学より倉前義男教授が就任、商学科長は前田俊郎副学長が兼務した。本部より木宮満彦参事が来任した。4月14日、第1回入学式が富士市勤労者体育センターで挙行された。鈴木清見富士市長、斉藤斗志二衆議院議員ら多数の関係者の臨席を得て極めて盛大であった。利光三津夫学長告辞、木宮和彦理事長の挨拶、新入生代表川島雅美の宣誓など、富士短大の将来を期待させる力強いものであった。新入生は学園研修センターでのゼミを終え、4月19日開講の日を迎えた。教職員、学生ともに新鮮な喜びに満ちて、真新しい校舎での幸先のよいスタートであった。富士市は新幹線新富士駅の開業に伴い、物心両面で大きな変貌を余儀なくされた。市民の中から、文化都市建設、大学のある都市にという声が日に日に高まっていた。昭和62年9月26日の静岡新聞朝刊に、「常葉学園が富士市に進出─65年短大開学で市と合意─」の見出しの記事が掲載された。平成元年12月15日、常葉学園富士短期大学商学科(定員100名)、国際教養科(定員100名)は正式に認可された。これを受けて12月22日、あわただしく静岡駅前の日興会館において入試説明会を開催、翌2年1月14日推薦入試、1月28日第1次入試、そして3月20日第2次入試を経て、商学科130名、国際教養科126名の入学が決定した。3月29日校舎引渡しが行われ、富士市大淵の地に常葉学園2校目の短大が誕生することとなった。本館の右側に円形の図書館棟があり、1階は学生ホール、2階は図書館と階段常葉学園浜松大学の創設常葉学園富士短期大学の創設常葉学園富士短大建設工事風景〈平元〉37History of Tokoha 常葉学園富士短大設立事務所
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