開学までの経緯富士常葉大学の開学富士短期大学は平成2年に開学し、この10年間に約3,000名の卒業生を世に送り出し、平成12年、四年制の富士常葉大学にバトンタッチして、13年の歴史に幕を閉じることとなる。富士常葉大学は平成9年から創設の準備にかかり、10年9月文部省へ設置認可の書類を提出した。1次・2次の2回の審査を経て、11年学の運びとなり、4月5日に第1回の入学式を挙行した。この10年、地元の富士市を始め、岳南周辺の方々にお世話になり、大学を育てていただき、また、短大卒業生が地域で活躍し、常葉と富士の絆を深めていく中で、新しい大学の礎が固まった。当初から、富士市は四年制の大学誘致を目指してきたが、短大の交流を図りたいと考え「流通経済学部」と「環境防災学部」の2学部を設置した。ここでは地域の課題を研究のテーマとして取り上げ、その成果を地域に還元する、開かれた大学を目指している。さらに、その研究には地域の人々にも参加していただき、学生も巻き込んで進め、学生は地域に就職してそのノウハウを地域の活性化に役立ててゆく。これからの大学にはそのような役割が必要だからである。常葉学園医療専門学校の創設常葉環境情報専門学校の新発足富士常葉大学の開学39History of Tokoha 10年はその準備期間でもあった。新大学では地元地域との一層の12月22日に正式に認可された。2,000年の記念すべき年に開シャトルバス通学風景富士常葉大新校舎
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