より高きを目指して_令和7年
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園 名誉理事長長の逝去学 木宮和彦名誉理事長・学園長が、平成25年12月6日、肺炎のため浜松市内の病院で逝去された(享年87歳)。通夜は12月12日、葬儀は翌13日に静岡市葵区慈悲尾(しいのお)の平安ホールでしめやかに執り行われた。通夜と葬儀には、県内外の政財界、教育界、学園関係者など1,200人を超える参列者が列席し、故人の冥福を祈った。式場は、寬仁親王妃信子様、安倍晋三内閣総理大臣、中曽根康弘元内閣総理大臣をはじめ各界各層から寄せられた300余りの供花で埋め尽くされたほか、全国各地から400通もの弔電が寄せられ、故人の親交の幅広さや多くの人々から慕われた人望の深さをうかがわせた。創立者である泰彦の生家が、臨済宗妙心寺派の龍雲寺(浜松市)であり、常葉学園でも研修センターゼミに臨済禅を取り入れた人間教育を実践しているほか、和彦自らも臨済寺(静岡市)の檀家総代を務めるなど、仏教との関わりが深かったことから、葬儀では、臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の河野太通管長、臨済寺の阿部宗徹老師(住職)、清見寺の一条文昭住職の3氏が導師を務めたほか、20人にも及ぶ僧侶が葬儀に加わった。僧侶による読経、導師による焼香、故人とゆかりの深かった知人による弔辞、遺族・参列者による焼香と進み、最後に喪主を務めた明惠夫人が参列者に対してお礼の言葉を述べ、葬儀は滞りなく終了した。年が改まった平成26年1月10日、常葉学園主催による「木宮和彦お別れの会」がホテルアソシア静岡で開かれた。これは、和彦の遺徳を偲び、ゆっくり思い出を語り合っても名誉理事長学園長木宮和彦の逝去らおうと行われたもので、会場には1,000名を超える参列者が訪れ、白い花で囲まれた和彦の遺影に花を手向け、最後のお別れをした。隣接する会場には、和彦の生前の活躍を紹介した写真パネルやアルバム、書、著書などが展示され、また新年祝賀式等での肉声も流され、ありし日の思い出を語り合う光景があちらこちらで見受けられた。さらに、短大部の学生による演奏や合唱が披露され、落ち着いた音楽の調べが静かに会場を包みこんでいた。・History of Tokoha            常葉大学の発足名誉理事長・学園長 木宮和彦の逝去43木宮和彦名誉理事長・学園長葬儀 平安ホール〈平25・12〉

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