より高きを目指して_令和7年
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常葉大学輪郭は白妙にかがよう雪の富士の麓容とペンを型どり、学問への高き理想と情操豊かな心情を表している。内に交差する橘の枝は実さえ花さえその葉さえ霜雪にもめげぬ節操の鑑となっている。富士・橘はまた、ともに静岡のシンボルでもある。建学の精神をたたえ、けだかくも純らに生きん本学が、深く地域社会に根ざしている姿を示すものである。常葉大学附属橘中学校・高等学校橘の花を型どり、純白の色は清純、純粋を表している。また、五枚の花弁は五つの生徒信条闘志(Fight)新鮮(Freshness) 公明正大(Fairness)友愛(Friendship) 自主独立(Freedom) を象徴している。常葉大学附属菊川中学校・高等学校橘の実を象徴し、金色の四つの弧は菊川に因み、菊花を型どりつつ生徒の四つの信条を示す。中央の深みどりは常葉のみどりであり、常葉建学の精神が生徒の人間形成を通して菊川の地に花開き実を結ぶことを願っている。常葉大学教育学部附属橘小学校「たちばなの花のように清らかで素直な子ども」をはじめ、たちばなっ子の理想をたちばなの花に象徴している。幼保連携型認定こども園常葉大学附属とこは幼稚園たちばな幼稚園霊峰富士を仰ぐ静岡の地に誕生した幼稚園であることを表現し、建学の精神を象徴して橘の花は仲よく手を結んで生活することを願って交差させてある。常葉大学附属常葉中学校・高等学校常葉高等・中学校と命名したのは、聖武天皇御製「橘は実さへ花さへその葉さへ枝に霜降れどいや常葉の樹」に基づいたものである。橘すなわち柑橘は静岡の特産であり、その実は美しい黄金色で万人に好かれるところであり、その花は純白で清らかで香り高い気品をもち、その葉は霜にもめげずいよいよ青々とした常葉である。橘の実のように誰からも敬愛され、また橘の花のように清純で誠実で礼節を尚ぶ気品ある人となり、橘の葉のように如何なる困難にもめげず忍耐強い節操ある女性にと願っている。徽章の由来き しょう60

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