就職支援

就職内定率100 平成23年3月の時点で就職希望者全員の就職先が確定しています。国家試験を落ちないことで病院、施設に本校生の信頼性を訴え、今後就職氷河期が来ても全員が就職できるよう頑張っていきたいと考えています。

卒業生の声

社会人を経て30歳で入学。 経験を生かし患者さんに寄り添える理学療法士に。

望月公成さんの写真
◆1期生 望月公成さん
静岡市生まれ 関西大学卒
就職先:介護老人保健施設 アリス草薙
忘れもしない大学卒業直前の1月。私はバイク事故で右足を複雑骨折してしまいました。その後就職してからも、約4年間リハビリで通院。松葉杖生活が約1年続き、手術が5回。ようやく普通に歩けるようになった時の喜びを、今でもよく覚えています。就職先ではコンピュータ関係の仕事をしていましたが、リハビリで理学療法士のお世話になった時のことがずっと頭の隅にあり、自分も、もっと人の役に立つ仕事がしたい、人の喜ぶ顔が見られる仕事がしたいと思っていました。

しかし、当時は理学療法士の学校が静岡市内になく、どうしようかと考えていたところ、この学校が新設されるというニュースを聞き、「これは天からのチャンスだ!」と。すぐに会社を辞めて、再び学生になる決心をしました。その時私は30歳。両親や当時つきあっていた現在の妻が、私の大胆な決断を受け入れてくれたのがうれしかったですね。

晴れて入学が決まった時、一番不安だったのは、「ひとまわりも若い学生たちとうまくやっていけるのか?」。最初のうちは、同じく社会人経験のある同級生と話すことが多かったのですが、授業や実習、イベントなどみんなで共通の体験を重ねていくうちに、年齢差は気にならなくなりました。先生たちも、学生の年齢にこだわらず分け隔てなく接してくれました。ただ、残念ながら記憶力が昔より低下しているようで(笑)、試験勉強では苦労しました。単純に暗記しようとするとうまくいかないので、なぜこうなるのかと意味を考えて覚えるように努力しました。

学生生活で一番感動したのは、実習で受け持った患者さんの回復です。座っているのがやっとだったのが、立ち上がり、歩き、最後には杖なしで歩いてくれた姿に思わずほろっときました。実習に出たばかりの頃は、患者さんと何を話していいのかわからず、「今日はこれとこれをやらなくちゃ」と自分のことで精一杯でした。それではいけないと実習先の先生に諭され、次第に患者さんと世間話をするゆとりが出てきました。社会人経験のある理学療法士が歓迎されるのは、自分の経験を生かしながら患者さんと接することができるからです。私のケガやリハビリの辛かった経験も、きっとこれから役立つのではないかと思っています。

長年あたためていた理学療法士の夢がやっと叶います。大学時代の友人、以前の職場の友人たちに比べたら、ずいぶん遅い人生の再スタートです。でも、私は回り道をしてよかったと思っています。既に社会人になっている人でも、夢と情熱があれば理学療法士を目指せると思います。この学校は、そういう人にも広く門を開き、全力で支援してくれる学校です。

専門知識、仲間との絆。 多くのものを得た充実の4年間。

野澤友美さんの写真
◆2期生 加藤智乃さん
富士市生まれ 静岡県立富士東高校卒
就職先:(財)富士脳障害研究所付属病院
高校時代から医療関係の仕事に関心を持っていました。腰を痛めてリハビリを受けた時、理学療法士のお世話になり、この職業を身近に感じるようになりました。この学校を選んだのは、4年制の学校でじっくり勉強したかったから。
自宅から通学できて便利なこと、新設校で学ぶ環境、設備が整っていることも魅力でした。常葉学園グループが母体であるという信頼感も大きかったです。

4年間を振り返って、我ながらよく勉強したなぁと思います。学校生活の7割くらいは勉強に費やしました。残りの3割がサークル活動やアルバイト。試験前にアルバイトを休んで勉強に集中したことも、今となってはいい思い出です。国家試験合格という共通の目的を持っていたせいかクラスのまとまりもよく、実習で辛かった時も、お互いをメールなどで励まし合いながら頑張ってきました。勉強面でも人間関係の面でも、一般の大学に通うよりも中身の濃い4年間を過ごせたと思っています。

3年生の時の海外研修もいい経験になりました。リハビリテーションの先進国アメリカで理学療法の現場を見学し自分が将来目指したいものが見えてきました。海外研修を行う専門学校はまだ少ないようで、そういう面でもこの学校は先進的だと思います。また、生徒と先生のつながりが深いのもこの学校のいいところ。厳しいけれども温かい。そんな先生がたくさんいます。

一番印象に残っているのはやはり実習の経験です。4年生になると約2ヶ月間、病院やリハビリテーション施設で実際に患者さんを担当させていただきます。といっても教科書で習った通りにはいかず、最初の頃は自分の未熟さが悲しくなりました。患者さんとうまくコミュニケーションがとれないままに、時間だけが流れていく。早く帰りたい。 そんな悩みを先生や友だちに何度も打ち明けました。実習期間が終わる頃にはだんだん患者さんとの距離も縮まり最後の日に「理学療法士はいい仕事だよ一人前になるまで頑張ってね」と患者さんから逆に励まされて、思わず涙がこぼれました。

春からはいよいよ理学療法士としての生活が始まります。「資格取得はゴールではなくスタートだ」という先生たち の言葉を心に留めて、常に勉強しながら一人前の理学療法士を目指したいです。

学校生活の楽しさ、実習の厳しさ。すべてがこれからの糧になる。

塩本智也さんの写真
◆3期生 塩本智也さん
島田市生まれ 静岡県立静岡中央高校卒
就職先:JA静岡厚生連厚生病院
理学療法士の存在を知ったのは、家族が入院してリハビリ治療を受けた時です。小さい頃から「おばあちゃん子」で高齢の方に関わる仕事がしたいと思っていたので、高校で進路を決める時、先生に理学療法士を目指したいと相談。「理学療法士の学校は難易度が高くて大変だよ」と言われましたが、一念発起して猛勉強し、晴れてこの学校の学生になりました。

専門分野の勉強は難しいだろうと予想していましたが、好きな道へ進むための勉強なので、あまり苦にはなりませんでした。授業に集中し、わからないことは放課後先生に聞いたり、図書室で調べたり。試験前は友達同士で下宿に集まっての勉強会も。先生や友達にも恵まれ、楽しい4年間を過ごすことができました。特に中学や高校の時よりも先生が身近に感じられ、なんでも気軽に相談できたのがうれしかったです。先生も学生もみんな顔なじみなので、校内の雰囲気もとてもアットホーム。いわば昭和のようなあたたかさのある学校生活でした。

そして長期間の実習では、学校生活とはまったく異なる貴重な体験をさせてもらいました。職場での言葉づかいや報告書の書き方、患者さんへの対応など厳しく注意され、最初の頃は凹みっぱなし。学生とプロの違いを思い知らされました。また、80代でほぼ寝たきりの患者さんを受け持ったのですが、言葉がうまく出ないその方が、実習の最後の日に不自由な手を動かして僕の肩をそっと叩いてくれたんです。もう、感動して泣きそうになりました。

就職先は総合病院なので、いろんな職種の方やいろんな疾患の患者さんと関わっていくことになります。医療チームの一員として力を発揮できるよう、これからも勉強を重ね、たくさんの人との交流を通して、自分の視野を広げていきたいです。

先輩と後輩。先生と学生。 確かなチームワークが、前向きな校風に。

安田麻優美さんの写真
◆3期生 安田麻優美さん
焼津市生まれ 静岡サレジオ高校卒
就職先:駿河西病院
高校生の頃、同居している祖母が脳梗塞で倒れ、リハビリで理学療法士の方にお世話になりました。祖母は身体が不自由になったことに大変ショックを受け、私たちも辛かったのですが、少しずつ歩けるようになるにつれて表情に明るさが戻りました。それを見ていて、私も理学療法士の仕事に憧れるようになりました。

4年間で一番印象に残っているのは、やはり一生懸命勉強したことでしょうか。帰宅後もふだんは1〜2時間、試験の前は数時間机に向かいました。くじけずに続けられたのは、みんなが同じ目標に向かっているという連帯感があったから。先生たちも、「勉強は大変だけれど、生活にメリハリをつけて頑張れよ」と、いつも励ましてくれました。うちの学校はまだ創立から数年と歴史が浅いのですが、だからこそ「みんなで力を合わせていい学校にしていこう!」という雰囲気があり、先輩と後輩、先生と学生という縦横のネットワークがしっかり築かれています。甘え過きず、でも仲良く楽しく。一人ひとりの前向きな意欲が、学校全体の雰囲気を良くしているのだと思います。また臨床経験豊富な先生が多いので、教科書の知識だけではなく、臨床現場のことも詳しく教えていだたき、実習の際にとても役立ちました。

就職先は高齢者の方の長期療養型施設です。高齢者の方は、身体が動かなくなると「もう歳だからしょうがない」とあきらめてしまうことが多いのですが、祖母が、リハビリで再び明るさを取り戻した時のように、できる限りの可能性をサポートしていきたいと思っています。理学療法士の仕事には男女差がなく、結婚して家事や育児と両立させている先輩もたくさんいます。私もそんな先輩たちを見習って、できるだけ長くこの仕事を続けていきたいです。

充実の就職活動の支援 安心のキャリアデザインのサポート

フォーラム2011・平成23年3月開催
フォーラム2011・平成23年3月開催

従来、就職担当の教職員が行っていた学生の個別指導と求人票の紹介の業務を発展させ、組織的な取り組み並びに就職先の開拓を行うために、県内の教育機関に先駆けて「キャリアサポートセンター」が新たに発足しました。学生に対して本校独自の就職ガイドブックを配布し、就職ガイダンスを実施しています。また、求人用パンフレットを作成し、教職員が県内を中心にした施設訪問を実施し、安定した就職先の確保に努めています。
今後はコンピテンシー評価(適正診断)の導入、施設関係者による説明会、外部講師による模擬面接指導、卒業生との交流を予定しています。
本校、卒業生、施設関係者が連携をとり卒後教育プロジェクトの一環としてリハビリフォーラムを開催したところ、多数の医療関係者や卒業生が参加し、熱心な討議が行われました。さらにブラッシュアップセミナーの開催を予定しています。 
本校は在学中ばかりではなく卒業後もキャリアデザインを形成するための機会を提供しています。全国的にもめずらしい取り組みとして高く評価をしていただいています。

主な就職先

【病院】
<県内>
◎御前崎市立御前崎総合病院 ◎駿河西病院 ◎聖稜リハビリテーション病院
◎堀田内科医院 ◎三島共立病院 ◎三島社会保険病院 ◎清水スポーツ整形外科 
◎静清リハビリテーション病院 ◎白萩病院 ◎誠和藤枝病院 ◎富士脳障害研究所付属病院
◎岡本石井病院 ◎常葉リハビリテーション病院 ◎フジヤマ病院 ◎藤枝平成記念病院
◎清泉クリニック整形外科 ◎山の上病院 ◎湖山病院 ◎おおや整形外科クリニック 
◎望整形外科 ◎あつみクリニック ◎新富士病院 ◎西島病院 ◎城西神経内科クリニック
◎静岡済生会総合病院 ◎静岡富沢病院 ◎池辺クリニック ◎愛鷹クリニック
◎豊田えいせい病院 ◎伊豆赤十字病院 ◎静岡リハビリテーション病院 
◎たぬま街道整形外科医院 ◎浜本整形外科医院 ◎協立十全病院 
◎沼津リハビリテーション病院 ◎溝口整形外科 ◎黄瀬川病院 ◎宮地医院
◎中伊豆リハビリテーションセンター ◎芹沢病院 ◎静岡広野病院 ◎おおしろ整形外科
◎菊川市立総合病院 ◎焼津駅前整形外科 ◎JA静岡厚生連静岡厚生病院
◎リハビリテーション中伊豆温泉病院 ◎コミュニティーホスピタル甲賀病院  
◎はいなん吉田病院 ◎三島東海病院 ◎きせがわ病院 ◎加藤整形外科 
◎すすがけヘルスケアホスピタル

<県外>
◎整形外科米澤病院 ◎西横浜国際総合病院 ◎湘南鎌倉総合病院 ◎富士吉田市立病院
◎池田整形外科 ◎宇野病院 ◎うちぼり医院 ◎東京病院 ◎鶴巻温泉病院
◎増子記念病院 ◎千駄木整形外科



【介護保健施設】
<県内>
◎あおばケアガーデン ◎みしゅくケアセンターわか葉 ◎椎路の里 
◎ナーシングホーム・オンフール ◎こみに ◎アリス草薙 ◎焼津ケアセンター 
◎あかつきの園 ◎ユニケア岡部 ◎おおふじ五幸ホーム ◎株式会社アブレイズ 
◎ケアセンター瀬名 ◎入野ケアセンター ◎あみ ◎コミュニティーケア高草 
◎タカネ園 ◎梅名の里 ◎サンビュー三島 ◎ケアセンターひまわり 
◎訪問看護ステーションもも ◎風の杜 ◎ききょうの郷 ◎ヒューマンライフ富士 
◎サン太陽デーサービス羽鳥

<県外>
◎ハートケア小雀 ◎訪問看護ステーションなごみ

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