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人は、好きなことばかりをやって、充実した人生を送ることはできません。たとえ、やりたくないことであっても、「やるべきこと、やらなければならないことに、どれだけエネルギーをつぎ込むことができるか」は、人として成長していくためにも欠かせないものです。
皆さんにとって、日々の学習一つ取り上げても、辛いこと、苦しいこと、あまり気乗りしないことなど少なくないと思います。しかし、逃げ腰にならないで、限られた時間の中で最大のものを吸収しようとする姿勢で臨めば、授業も「やらされる苦痛」から「自ら行う喜び」に変貌するはずです。
「事にあたって意義を感ぜよ」という言葉がありますが、「やらねばならぬこと」を自ら進んで行おうとすること、これが大切です。
私は、生徒の皆さん一人ひとりに、混迷を深める世の中にあって、安易に迎合せず、困難に打ち克ち、「より高き」をめざして、長い人生における基礎的な教養と技能を本校で身につけてほしいと願っています。そして、身につけたものを自分ひとりのためだけでなく、周囲の人たちや社会のために活かし、多くの人々と喜びを共有できる大きな人物に成長してくれることを期待してやみません。
この期待を込め、今年度(平成21年度)から、本校は「6ヶ年の中・高一貫」としました。この「6ヶ年の中・高一貫」教育は、「心身を鍛え、日々努力を重ね、教養と技能を身につけることを促す教育活動」を実践していくことで、「必ず、一人ひとりの確かな成長を実現させる」という本校の決意表明でもあります。
「常葉橘」は、生徒と教師が、共に学び、共に成長していく学校でありたいと考えています。
さて、常葉学園は、日本史学の泰斗 木宮 泰彦によって、「戦後の混沌とした日本を再び立ち上らしめ、光輝ある平和な国家を建設するためには、先ず教育の力にまたなければならない。」とのゆるぎない信念のもとに、昭和21年に創設されました。創立者 木宮 泰彦は、「橘は実さへ花さへその葉さへ 枝に霜ふれどいや常葉の樹」(万葉集)という聖武天皇御製にちなんで、学園を「常葉」と名づけ、その理想の姿を「橘」の瑞樹に託しました。
昭和40年に創設された本校は、『美しい心情をもって人と接し、堅固な意志と健康な身体をもって、いかなる苦難にも打ち克ち、「より高き」をめざして学び続ける』生徒像を理想として掲げ、この建学の精神のもと、【教育目標】と【めざす学校像~教育方針~】(抜粋)を次のように定めています。
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