本校姉妹校であるオーストラリアEAC校の関係でImagine Educationのビル夫妻の御紹介でイタリア・フィレンツェのフレスコ画家、ロベルト・グアニエリ氏、ルドルフォ・グアニエリ氏の御兄弟を4月19日(金)に本校にお招きしました。お二人はフィレンツェに工房を持ち、ワークショップを行い、絵画の素晴らしさを教えている活動的なアーティストです。アートツアーは本来、中学生以上のプログラムですが、お二人から「ぜひ、小学生の子供たちとも取り組みたい。」という要望でワークショップが実現しました。 本校5年生42人がイタリアで古くから行われている「フレスコ画」という技法を学びました。材料は漆喰とカラー顔料を今回は使用し、題材はお二人がテーマにしている「ポピー」でした。最初にお二人がデモンストレーションで1㎡のコンパネ上に勢いよくポピーの花弁とおしべやめしべ、茎を描くと子供たちから歓声が沸き起こりました。
描く時には「笑顔で描くこと」「評価すること」「考えすぎずシンプルに描くこと」の3つの注意点を御指導いただきました。その後、子供たちは赤、青、黄の顔料から1色選び、ポピーの花弁(1〜3枚)を描いていきました。刷毛やヘラ、爪楊枝、筆など様々な道具を使用することで表現の幅を広げていました。描き終えた子供たちに感想を聞くと「とても楽しかった」「上手に描けた」「またやってみたい」と言っていました。子供たちにとって、漆喰の上に描くことは初めてで大変貴重な体験ができました。また、完成した作品が劣化せずに保存されていくことにも驚きを感じていました。一生の思い出と宝物になったでしょう。




