中高一貫コース 中学校の特色教育
1.少人数・習熟度別の人数と指導内容の見直し
公立中より主要5科目の時間数を増やし、基礎力養成とより深い学びを実現高校受験にしばられず、深く考える授業を行っています。また、個別に学力をつける上では良い少人数授業ですが、他人の意見や疑問をもっと聞き、考え方の幅を広げる、教え合いで知識を整理、説明する経験を大切にしようと考えています。
先取り学習はしつつも、より深く、多様な考え方で応用問題にアプローチすることを重視します。
<英語・数学【スタンダード・βコース】>
基礎基本固めに終始せず、応用問題に向き合う機会を増やしています。
<国語・理科・社会>
意見交換、実験、教科書とは別の教材に触れる…など、公立中よりも多い授業時間数を活用し、考えが深まる取り組みをしています。

2.新・自学ノート「EVOノート」導入
漢字と英単語の繰り返し学習で、基礎力をつける「自学ノート」の有効性は認めつつも、自ら課題を見つけ、工夫を加えられる新・自学ノート「EVOノート」を導入しました。その日の授業の要点を、教科書やノートに頼らず、「思い出して」書く。思い出せる授業の受け方なしには取り組めない、チャレンジングな取り組みです。
7つの習慣J

「7つの習慣」とは、アメリカのスティーブン・R・コヴィー博士により、まとめられたもので、世界38カ国で翻訳・販売され、全世界で1500万部もの販売を記録する、空前のベストセラーになった本です。多くの企業で社員教育ノウハウとしても導入されており、誰もが知っているパソコンメーカーや自動車会社などもこれを取り入れています。この「7つの習慣」が、日本の小中学生向けにアレンジを加えられたものが「7つの習慣J」です。本校では、専門研修を受けたファシリテーター(指導者)が、道徳授業を利用してみなさんに「7つの習慣J」を伝えていきます。
橘よのなか科
「よのなか科」とは、リクルート出身の民間人校長として話題になった藤原和博さんが、東京都杉並区立和田中学校ではじめた「総合教科」です。特定の知識を教えるものではなく、「正解が一つではない課題」に取り組んでいます。たとえば、「携帯電話は中学生に必要か?」といった身近な問題から、「代理母による出産」「少年法は必要か」などの社会問題までを賛成、反対の立場にたって物事を考える授業です。この授業を通して、「生きるためのバランス感覚」「自分の考えをまとめるプレゼン能力」を高めていきます。

朝読書
中学高校全学年を対象に「朝読書」を行っています。指定図書を学校で購入し、定期的にクラスで交換しながら多くの本を読破していきます。朝の落ち着いた環境作り、受験・小論文対策、感性を磨く等様々な効果がでています。

生活日誌の提出
中学校では、生徒は授業や部活動、家庭での出来事を生活日誌に書き込み、担任に提出します。小学校時代と違い、授業担当制となる中学校では、担任が生徒の行動を見渡せる範囲が狭くなります。この日誌を通じて、生徒の心の微妙な変化を早く察知することができ、問題の早期解決に役立てています。
高校ではシステム手帳を持ちます。振返りや反省が中心だった中学時代の生活日誌から、事前に向こう一週間や一ヶ月などのスケジュールを作成するプランニング型に変わります。自分の行動指標を設定することで、自立した生活を送れるように努めています。

橘中学全員が英語検定・漢字検定に挑戦します
中高一貫コース生徒全員が、それぞれの級取得に向けて全員で挑戦します。検定取得に向けて、授業や放課後を使い対策授業も行っています。

日課表
週2回の7時間授業、隔週土曜日(第1、3、5土曜日)に3時間授業を実施しています。