個性を伸ばす教育

理事長 木宮健二

理事長 木宮健二

 学校法人常葉大学は、創立者木宮泰彦が1946(昭和21)年に静岡市に設立した「静岡女子高等学院」にその源を発します。以来、建学の精神に基づいた特色ある私学教育を実践し、地域や時代の要請に応え得る幾多の人材を育成してまいりました。

 本法人は、2013(平成25)年に、法人内の3大学を統合して在籍者数が8,000人を超える総合大学である「常葉大学」をスタートさせました。この統合は全国の大学関係者から少子化に伴い、今後起き得る大学統合の先例とされ、今や全国から注目を浴びる大学となりました。

 さらに2018(平成30)年にはJR草薙駅北口徒歩4分に「常葉大学」及び「常葉大学短期大学部」の静岡草薙キャンパスを新設しました。13,000坪の校地に建てた15,000坪の校舎は、首都圏や名古屋圏の大規模大学に匹敵するもので、大学統合後に急増した志願者数を更に上回ることができました。

 その結果、現在では大学からこども園までの11校に約11,700名の学生、生徒、児童、園児が学び、専任の教職員数も約900名となるまでに大きく発展を遂げることができました。

 世の中がますますグローバル化、多様化する中にあって、社会は、個性にあふれ未知の世界にも臆することなく飛び込んでいく意欲的な人材の登場を期待しています。幸い、本法人には高等教育から幼児教育に至るまであらゆる教育機関が整い、しかもすべての学校で持ち味を生かした特色あふれる教育、個性を伸ばす教育を実践しています。よって、社会が期待する人材の育成にいささかなりとも貢献しているものと自負しております。

 今後も地域や時代のニーズに合わせた学校づくりをいち早く行い、地域やわが国に有為な存在感のある人材を輩出するため、最善の努力を続けて参りたいと考えております。学校法人常葉大学のこれからの事業展開にぜひご期待ください。

2021(令和3)年4月1日