校長だより

母の会、ありがとうございました!

終業式のあと、母の会の諏訪会長様はじめ、小南様、鍋田様に御来校いただきました。母の会の活動を終えるにあたり、母の会会長の諏訪様から、生徒のみなさんにごあいさつをいただきました。また、クリスマスということもあり、生徒や教職員、一人一人に、手作りのチョコレートリースをいただきました。70年という長きにわたり、学校のために、生徒たちのために多大な御協力、御支援をいただきました。改めて感謝申し上げます。

以下、母の会の歴史について、校長から話しをしました。

本校は、2年後に創立80周年を迎えます。この長い歴史の中で、学校生活を送るみなさんを陰ながら支えてくださった団体が、「母の会」です。昭和29年(1954年)に発足し、70年の長きにわたり活動してきました。

今年も、文化祭で、いろいろな手作り品やおいしい食べ物を売っていただきました。エントランスホールに飾ってある、素敵なクリスマスツリーは、昨年度、母の会とPTAのバザーの売上金で購入したものです。各フロアにある観葉植物も、生徒の皆さんの安らぎのひとつになるようにと、母の会が準備してくれました。そんな母の会は、来年度からPTAの活動に引き継がれることになりました。

歴史を紐解くと、初代の母の会会長は、横山京さんといいました。今から70年くらい前です。当時のお母さんたちは、着物に割烹着姿でお手伝いをしてくれました。

私達の校舎の向かいは、駿府城の石垣があり、市民文化会館が立っていますが、その当時は、静岡刑務所(現在、竜南地区にあります)がありました。こんな町の真ん中に刑務所があったというのはびっくりですね。昔の校舎は3階建てでしたが、屋上からは、富士山がきれいに見えました。同時に、実は刑務所の中もよく見えてしまったそうです。そこで、母の会のみなさんが、桜の木を植えれば、学校から刑務所を見ることもないし、刑務所にいる囚人も心がなごむだろうと、たくさんの桜の木を植えたそうです。お堀沿いの桜は、常葉の母の会が植えてくれたことが始まりだったそうです。

子どもたちのために長きにわたり御支援いただき、ありがとうございました。

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