校長あいさつ

私が生徒だった昭和は、努力して大量の知識を詰め込んで、与えられたことを忠実にこなせばいい時代でした。でも人間は、与えられたものの中ばかりで生きていくと、「自分の頭で考えること」ができなくなります。令和の今、そして皆さんが大人になる１０年後は、もっと変化の激しい、正解のない時代を生き抜いていかなければなりません。つまり丸暗記の詰め込みでは役に立たないということです。自分で課題を見つけて、問題解決できる人材が求められます。

本校の特色は、常葉大学をはじめとする様々な教育機関や施設と連携したキャリア教育と、生徒一人一人の成長と自己実現を温かく支え見守る教育活動にあります。基礎学力を土台に、探究的な学びができるよう導きながら、「社会のために働き、人のために役に立つ、豊かな人生を自らデザインし、力強く歩める、自律した生徒の育成」を目指しています。授業をはじめとする、すべての教育活動が、生徒たちが主体性をもって、当事者意識をもって取り組めるように支援しています。

私たちは不器用でも、一生懸命にやろうとする人を、応援します。失敗を恐れずに、挑戦する人を歓迎します。「学校は、驚きや感動、発見に満ちたわくわくする場所」「学校は、あたたかい言葉に満ちた、自分らしく居られる場所」そして「学校は、集団の中で、日々充実した学びのある場所」であるように、私たちと一緒に学びませんか。