静岡県議会議員
天野多美子 氏
学校法人鷲巣学園認定こども園
梨花幼稚園 園長
高瀬絹代 氏
皆さんこんにちは、私は今から半世紀以上前に両親に常葉高校を勧められ幼児教育の道へ進むキッカケとなりました。
その当時は女性の大学進学は10人に一人という時代でした。何の迷いもなく保育士と幼稚園教諭の資格を取得し最初の勤務先は常葉大学附属たちばな幼稚園でした。その後私の父が梨花幼稚園を創立した為経営者として働き現在に至っております。
教育目標を「心豊かにたくましく」と決め、お作法、リトミック、100人マーチング、を通して、意欲、ガマン、協調性、を育てるという信念の元0才~6才の12時間保育を実現し毎日274人の園児の安全と成長を見守っております。女性教育に早くから力を注ぎ歴史ある常葉高校は卒業生にとって心の支え、かけがえのない存在です。今後増々のご発展を心より祈念申し上げます。
子ども家具メーカー「えて」代表取締役社長
安池中也 氏
「性同一性障害」であることを公表し、精力的に講演会を開いています。
2023年9月に、本校で講演会開き、LGBTQについて理解を深めました。
卒業してから35年ぶりに母校にお邪魔したのは2023年9月20日でした。
まさか、母校で講演をさせていただける日がくるなんて想像もしていませんでした。
講演のタイトルは「誰一人取り残さない社会にむけて」
性同一性障害という言葉すらなかった幼少期から今までの話を当事者の視点からお話をさせていただきました。また、そうした経験から<笑う>ことができなかった僕が「こども達の笑顔を作る」という夢を見つけて起業したそのプロセスも。
誰一人取り残さない社会を作ることは簡単な事ではないと思います。
もしかしたら全員がハッピーになる方法はないのかもしれません。
だからこそ、
誰かの最高の日、その隣では人生最悪の日を迎えている人がいるかもしれない。
誰かの負担の上に、多くの人の便利は成り立っている。
そんな想像力を持った人になってください。
大人が決めた「あたりまえ」や「常識」を疑い、社会の不公平や不平等に気付ける人になってください。そのエネルギーこそが社会を変えるからです。
法律も規則も奇跡かと思えるような社会の変化も1人1人の思いと行動で変えることができます。
皆さんには社会を変える力があるんです。
僕はそれを経験しています。
皆さんと一緒によりよい社会を作れることを心から楽しみにしています。
アメリカ テキサス州ヒューストン
メモリアル・ハーマン病院 勤務
川口亜巳 氏
もともと英語が好きだった私は、常葉高校在学中に参加したオーストラリアへのホームステイ体験から、「海外と日本を繋ぐ架け橋になりたい」と将来の夢を持つようになりました。在学中は、英語でスピーチをしたり、英語の歌を歌ったり、英作文を書いたりと英語を活用する機会がたくさんあり、私の英語力の基盤になりました。
高校卒業後は1年日本の大学に通った後、アメリカ・フロリダ州の大学へ編入しました。旅行学の学士号を取得後、日系の旅行会社で現地採用され、日本からフロリダ州への旅行客をサポートする仕事に就きました。海外と日本の架け橋になる夢は、知らないうちに叶っていました。同時に心のどこかで、「まだ自分にはできる事がある」という想いも、抱くようになりました。
旅行会社で8年務めた頃、人生で初めての手術を経験しました。術後しばらく食事制限のあった私は、栄養と医学の関係に興味を持ち、気づけば退院4か月後にはフロリダ州の大学に再入学していました。その5年後、栄養学の学位を取得、研修期間を終えて、アメリカの管理栄養士の国家試験に合格しました。
現在私は、テキサス州の病院で臨床栄養士として働いています。入院中の患者に適した食事や薬、経管栄養を処方したり、食事の指導を行ったりしています。人生2度目の大学入学以降、医学に魅了された私の次の目標は、近い将来また大学へ戻り、医学について研究することです。やりたい事、興味をそそられる事は、何でも挑戦してみて下さい。どんどん目標ができる事は、とても楽しいです。後から振り返った時、きっと良い経験になっていると思います。
日本体育大学 体操部 在籍
芦川うらら 氏
私の名前は芦川うららです。常葉中学高校で6年間を過ごし、その間は体操部に所属していました。
2年前に卒業し、その後は東京オリンピックや世界選手権などに出場し、世界のトップ選手たちと競い合う機会を持つことができました。そして大きな自信と沢山の喜びを多くの方々と感じる事が出来ました。
現在は日本体育大学体操部に在籍し、パリオリンピックに向けて挑戦しています。日々厳しい練習や試合を重ねる中で、自分の可能性を見出し目標に向かって努力を惜しまず頑張っています。
私にとって中学高校時代を常葉で過ごした時間は、かけがえのない宝物です。クラスでの活動…音楽発表会や運動会、文化祭など、クラスみんなで力を合わせて頑張ってきたこと。部活動での仲間たちとの絆や、先生方の温かいご指導、応援してくださった皆さんの力を胸に、日々の練習に取り組んできたこと。その全ての時間が今の私を頑張らせてくれる原動力になっています。苦しくて辛いこともあったはずですが、今蘇る思い出はみんなと過ごした楽しいことばかりです。
部活動や学校生活においては、仲間との絆が何より大切です。クラスメイトや部員たちと困難を共有し、支え合うことで乗り越えられるものが沢山あると思います。そんな中で生まれる仲間との絆は、人生の中で最も貴重な宝物になるはずです。
また、自分自身を信じることも大切です。夢や目標に向かって努力することは決して容易なことではありませんが、諦めずに一歩ずつ前進する。成功や失敗はありますが、それらを経て自分自身成長することが出来ると思います。
夢や目標がまだ何かわからないと思う人も多く、自分の進むべき道も見えない人もいると思います。
まずは、毎日を一生懸命に生きて楽しいと思えることを続けてみてください。それは人それぞれでみんなと違うことかもしれませんが、自分が好きなこと、楽しいことを探して毎日を過ごしてください。
自分の夢や目標が見つかったなら、それに向かって努力することを忘れずに。成功や失敗、喜びや悔しさを経験し、成長することができるはずです。
そして、仲間との絆を大切にし、互いに支え合って有意義な学生生活を送って欲しいです。
私自身もまだまだ成長途中ですが、これからも夢に向かって努力し続けます。
みなさんも今を大切に、感謝を忘れず頑張ってください。
私の高校時代。
それは今思い出すと恥ずかしいほどに甘酸っぱい「青春」でした。バンドに憧れベースギターを始めた私は、この常葉高校にバンド部があることを知り、そこに集まった同級生5人でバンドを組みました。
当時は「芸能の常葉」といわれるほど、ピンクレディをはじめ有名な歌手、女優を輩出していましたが、まさか学校内でバンド活動をさせてもらえるなんて、なんと心の広い学校だなぁと嬉しかったのを思い出します。
また進路に悩んだ時、進路指導の先生だけでなく、多くの先生方が様々な角度から相談に乗ってくださり私の将来を一緒に考えてくれたことで、思春期の私に多くの知見と未来への安心を授けて下さいました。
卒業後、東京の短大を卒業し、幅広い社会経験を積みました。現在は静岡県議会議員として「ワクワクする静岡の未来を作る!」と意気込み活動しています。その礎となっているのはやはり常葉高校で過ごした青春の日々と友達の存在。一緒に笑ったり悩んだり、時には喧嘩したり仲直りした仲間たち。何物にも代え難い宝物です。
また歴史ある学校の特長として、世代を超えた「同窓生」の多さの価値は県内でも随一!
卒業後、社会の一員になった時に、みなさんの未来の大きなチカラとなることでしょう。