7月13日(水)に、高校3年1組の生徒たちが、難波静岡県理事(元静岡県副知事)と、「リニア中央新幹線」について意見交流をしました。生徒たちは、これまでに、NIE(新聞を教育に)の活動を継続的に行い、主権者教育をテーマに学び続けてきました。さらに、常葉大学教育学部初等教育課程社会専攻の研究と協働し、「リニア中央新幹線」について学んできましたので、とても核心をついた質問が飛び交いました。
難波理事からは、リニア中央新幹線の問題を単に白黒はっきりさせる議論ではなく、多様な考え方の存在を認めた上で、互いに正論を言い合うのではなく、根本的な考え方の違いを理解し合い、その上で自分の考えをもつことが大切であるという話がありました。
リニア中央新幹線の問題は、さまざまな問題や意見の相違があるけれども、今はどういう時代であるのか、今後50年後の社会はどう変化しているのか、何に幸せを感じるかで選択が変わっていくだろうという話がありました。地球環境、生物多様性など待ったなしの時代に、生徒たちが未来を考える大変貴重な経験になりました。多くの取材も受けましたが、生徒たちが生き生きと意見を述べている姿がとても頼もしく感じました。