校長挨拶
常葉大学附属橘、夢広がる新たなステージへ
「より高きを目指して」~Learning for Life~を建学の精神に掲げている本校は、学力を伸ばし、人間性を高める教育を行っています。
本校は「常葉大学附属 橘中学校・ 高等学校」に校名を変更し、附属高校になったことにより、常葉大学との連携をより深めています。附属校として、9年連続の合格No.1の実績を出しています。常葉大学は10学部19学科の総合大学として大きく成長し、JR草薙駅から徒歩4分の地に6階建て4棟の校舎と体育館からなる新キャンパスが誕生しました。この文教エリアの草薙の校舎には教育や外国語、保育、社会環境、経営の5学部と短期大学部、大学院の学生4000人が集まり、いきいきとした学生の街が彩られていくことになります。
本校の校舎も最新の耐震設備が整った新校舎が完成して、全面人工芝のグラウンドも整備しました。全教室にWi-Fi環境を整え、コロナ禍の中でもオンライン同時双方向授業を展開しました。また、中学生全員にiPadを無償貸与し、公立にはない、新しい取り組みを行い、生徒の個別学習を可能にしました。授業では、内容の濃い授業を展開する「アドバンスコース」と通常の進度で確実な学力を身に付ける「スタンダードコース」を設け、それぞれの希望に添った授業が行われています。また、特色ある教育として、人間性を高める「7つの習慣J®」等、正解が一つとはいえない課題に取り組む授業も注目されております。
高等学校では、国公立大学や難関私大への合格を目指した一貫αコース・英数科をはじめ、常葉大学希望者を中心とした総合進学コース、情操豊かな芸術を授業とともに実現出来る、吹奏楽・美術の総合芸術コース。その他、特色教育として、文科省指定の「地域協働推進校」。静岡市とのSDGs(持続可能な開発目標)共同宣言校。東京オリンピック・パラリンピックの協賛指定校など、特色ある教育活動を通して、「学ぶ姿勢」を確立し、課題解決力やコミュニケーション能力を育て、世の中に目を向ける学習を実践しています。「新生・常葉大橘」として今歴史が変わろうとしているその瞬間に、皆さんと一緒に橘中学校の歴史をつくっていきたいと希望しています。
常葉大学附属橘中学校・高等学校 校長 関本 和彦
教育理念
「常葉大学附属橘」のめざすもの〜教育目的〜
本校では、「知徳体情操に優れ品格ある人材の育成」そして「学力を伸ばす」「人間性を高める」ことを教育目的に掲げ「伸ばす教育」を実践しています。この中の「知徳体情操」とは、次のようなことです。
求める生徒像
- 目的・目標をもって、本校をチャレンジしようとする生徒
- 「まじめな生活態度」で自分を磨こうとする生徒
- 「学習意欲」を持って自分の夢を実現しようとする生徒
創立者紹介
創立者 木宮 泰彦 (きみや やすひこ) 先生
1887-1969年大正・昭和時代の歴史学者、教育家。
明治20年(1887)10月15日静岡県浜名郡入野村(浜松市)西湖山竜雲寺に木宮充邦の次男として誕生。 第一高等学校を経て大正2年(1913)東京帝国大学文科大学史学科卒業。同期に中村孝也がいた。山形高等学校・水戸高等学校・静岡高等学校の教授を歴任し、昭和21年(1946)静岡高等学校長事務取扱を最後に退官。同年静岡に静岡女子高等学院を設立。同25年に学校法人化(学校法人常葉学園。平成29年4月から学校法人常葉大学に改称)、同41年には常葉女子短期大学を設立し学長に就任した。この間中国に出張、勲三等瑞宝章を受け、従三位に叙せられ、銀杯をうけた。同44年10月30日死去。82歳。墓は静岡市臨済寺。
著書に『栄西禅師』、『日支交通史』上・下、『日本古印刷文化史』、『日宋関係』(岩波講座『日本歴史』所収)、『参考新日本史』、『日本喫茶史』(海野久平と共著)、『日本民族と海洋思想』、『日華文化交流史』などがある。なかでも『日支交通史』(大正15年・昭和2年)とそれを改訂した『日華文化交流史』(昭和30年)とは、古代から江戸時代までの日本と中国との史的関係を系統的に叙述した最初の学術書というべきもので、遣隋使・遣唐使・留学生・帰化人の行動などを詳述し、禅僧の語録なども充分に利用していて、戦前における対外関係史研究の水準を示す代表的著述の一つである。
───『国史大辞典』による
沿革
昭和38年 | 橘高等学校を男子校として開学 第1回入学式 木宮泰彦初代校長に就任 |
昭和40年 | 橘中学校を全寮制の男子校として開学 |
昭和46年 | 橘高等学校音楽科を開設 |
昭和53年 | 橘高等学校を「常葉学園橘高等学校」に橘中学校を「常葉学園橘中学校」に改称 |
昭和57年 | 中学校が男女共学の二学級編成となる |
昭和59年 | 英数科発足 |
昭和60年 | 英数科が男女共学となる |
昭和62年 | 全学科が男女共学となる |
昭和63年 | 橘中学校校舎移転 |
平成9年 | 高等学校商業科を廃止 |
平成11年 | 高等学校商業科を廃止橘中と橘高校を統合して「常葉学園橘中・高等学校」と改称 |
平成21年 | 中高一貫コース設立 |
平成23年 | 中高一貫コース 1期生卒業 |
平成28年 | 新校舎竣工 |
平成29年 | 校名を「常葉大学附属橘中学校・高等学校」に変更 新校舎完成 |
令和5年 | 創立60周年 |
施設・制服紹介
4階建ての新校舎と新体育館、冷暖房完備の光を多く取り入れることを最優先に考えた新校舎が完成しました。全教室に光ファイバーによる校内ネットワークも整備し、ICT教育などにも対応した最新の施設を揃えることで、理想的な教育環境が整いました。全面人工芝の全天候型グラウンドを整備し、キャンパス全体が洗練され、より快適な学習環境の中で信頼できる仲間とともに充実した高校生活を過ごし、生徒一人ひとりが大きく成長することを期待しています。
テニスコート
人工芝テニスコートが2面、男女テニス部が活動。
野球場
高いネットに囲まれた、高校野球部専用の野球場。
諏訪グランド(野球場)
軟式野球場とサッカーコートが1面ずつ。中学軟式野球部が主に活動。
諏訪グランド(サッカー場)軟式野球場とサッカーコートが1面ずつ。男子サッカー部が主に活動。
弓道場
弓道部専用の練習場。
とこはグリーンフィールド
常葉大学瀬名キャンパスと橘小学校の間にある人工芝のグランド。中高の男女サッカー部が活動。公式戦でも使われる。
行之館
体育館がもう1つ(2階)。1階は柔道場、剣道場。
制服紹介
※女子生徒はスラックスも選べます。