校長あいさつ 〜未来を切り拓く「生きる力」を育てる〜

校長 粉川 克彦

本校は、昭和53年に常葉学園大学教育学部附属橘小学校として開校し、本年度46年目を迎えました。常葉の由来である「橘は実さへ花さへその葉さへ 枝に霜ふれどいや常葉の樹」を誇りとし、建学の精神の「より高きを目指して~Learning for Life」を理想とした教育学部の附属小だからこその質の高い教育と先進的な授業を実践してきました。

そして、本年度は、新たに学校の基本方針が一目でわかるようにグランドデザイン(別紙)を作成しました。本校の明るく穏やかなイメージと共に、その多くの特色を知っていただければ幸いです。

主な基本方針は以下の通りです。

  1. 教育目標「未来を切り拓く『生きる力』を育てる」
    本校の伝統と文化を継承しつつ、これからの変化の激しい予測困難と言われる時代においても、子供たちが自分の能力と可能性を存分に発揮し、自らの生き方をつくっていけるような資質・能力を育てるという未来志向を鮮明にしました。具体化の重点は、知徳体のバランスが取れた「生きる力」の育成です。
  2. 「いつでも どこでも 三方よし」
    創立以来の教育方針である「三方よし」をさらに充実、浸透させるために「いつでも どこでも 三方よし」を合言葉にしました。そして、「自分よし」を自己肯定感、「相手よし」を思いやり、「みんなよし」を社会貢献として、その目指す価値を明確にしました。
  3. 特色あふれる楽しい学校
    本校は、全国に例を見ない全学年でのオーケストラ学習を始め、多くの特色あふれる教育活動を展開しています。それらは、すべて専門性の高い教員による1学級20人程度という少人数指導の中で行われ、一人ひとりに確かな力を身につけています。
  4. 「社会に開かれた教育課程」の実現
    これからの時代は、学校、家庭、地域が連携・協働する「社会に開かれた教育課程」を実現することが重要課題です。本校では、子供たちのよさと課題を共有するために、教職員と保護者が「共に学び」「共に創る」をモットーに学び続けていきます。

令和10年度の開校50周年に向けて、今後も視座を高くし、常に時代の変化に注目しながら、変革と刷新を続けていく所存です。これからお子様の就学を控えておられる保護者の皆様にも、是非、本校の教育活動を参観していただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

常葉大学教育学部附属橘小学校 校長 粉川 克彦