９月２６日（水）に、本校の卒業生で、画家として活躍されている山本宗平さんが、来校されました。２５年ぶりの母校はとてもなつかしく、恩師に再会することもできました。５年生を対象とした授業では、鉛筆や筆などの道具を見せていただきながら、どうやって作品を仕上げていくのか紹介していただきました。特に、９歳のときに御両親から贈られた、油絵具は今でも大切にされていて、絵を描くという夢をもつ原点になったようです。児童をモデルにして、デッサンを仕上げる様子を子どもたちは食い入るように見ていました。

６時４９分の東京行きの電車に、毎朝、藤枝駅から乗った”あの頃”から、画家になる夢を持ち続けていたそうです。絵を描くことが好きで、たくさん誉めてもらえたことが自信につながったそうです。夢を持ち続けていると、道を示し後押ししてくれる人に出会えます。夢はひとりで見るのではないと話してくれました。

本校の創立４０周年をお祝いして、山本宗平さんの作品を寄贈していただきました。タイトルは「あの頃」。小学校１年生の娘さんがモデルだそうです。心安らぐとても素敵な作品です。本日、９月２６日（水）から１０月２日（火）まで、静岡伊勢丹６階、ザ･ギャラリーにて、個展が開かれています。画廊からは、近年まれにみる本当に力のある画家あり、各地でも人気が出ていると聞いています。本校に寄贈された作品を見ることもできますので、ぜひ多くの方々の御来場をお待ちしています。